いつもの風景
朝日にまみれる
空っぽの小部屋
空っぽの小部屋
小鳥がさえずる
河原への道
空っぽの両手
焼けたトースト
珈琲の香り
空っぽのお腹
こぼれる言葉
響くだけの声
空っぽの胸
手に取るカメラ
空っぽのメモリー
覘いたお店
空っぽの棚
時はいつか満たしてくれるだろう
だけどずっと覚えていよう
少し前のいつもの風景
15日の晩愛犬が旅立ちました。
3日も経てば元通りっていうけれどホントに何もなかったかのように数日が過ぎていきました。
時折締め付けられるような胸の苦しみと闘いながらいつものように過ごしています。
ここにあなたがいないのがさみしいのではなくてここにあなたがいないと思うことが寂しい
と昔はやった曲を思い出します。
ライザとリッチーをかわいがってくださった皆さま、お世話になった方々、本当にありがとうございました。
愛犬たちと過ごした約17年、楽しいことも苦しいこともたくさんありました。
人は図太くたくましいので記憶は時に任せてどんどん薄れていくことでしょう。
だけどずっと忘れずにいようと思います。