最近ではファイナンシャルプランナーという言葉もだいぶ浸透しているのではないでしょうか。
いわゆるFPというやつです。
詳しくは日本FP協会のホームページをご覧ください。

お役立ち度 金融資産から不動産・相続などあらゆる生活の欠かせない知識を得ることができます。
習得度 項目が多すぎて覚えるのが大変です。しかも制度が変わったりもします。日々勉強。
参考HP:
各種体験学習も行ってます。
東京ファイナンシャルプランナーズ

どうやって選んだのか

これまた安易な気持ちで、資格を取ればそれを生かして就職もしくは独立できるかも・・なんて家計簿とか好きなのでできるかなぁと思って探しました。
年に3回ほどしか受検できない資格なので、やろうと思った時期の一番早い受検日程での受講クラスを探すことになりました。

あちこち見て結局大手の専門学校に行くことになりました。
(AFPの試験はAFP認定教育機関で修了しないと受検できないので、その学校を探す。)
受講料はどこの学校もほぼ同じ。20万前後だったと思います。
教室の場所と人数制限のため、もうほとんど限られていたのですが、大手ならではのノウハウと試験対策のことも考えてそこに決めたんです。

教育訓練給付制度でお金が戻ってくる人がいるのですが、それで受講していた人も多かったです。
ちなみに私はその資格がなかったのでまるまる払いました。

試験対策講座も含めて結局週1回の約7ヶ月間の受検勉強でした。
日曜コースだったので、毎週日曜日に遊ぶこともできない中でのお勉強。
最初の2ヶ月ほどは働きながらだったのでほんとに大変だったです。

どんな内容か

授業はその学校で製作された(ここがポイント?)教科書に添って進められました。
今までの出題傾向にのっとってできていた教科書ですから、丸暗記すればたぶん合格間違いなしでしょう。
はっきりいってほとんど読むだけの先生もいたような・・・。
眠たさとの戦いでした・・・。
今読み返しても(めったにないが)マーカーだらけ。よくこんなに覚えたなと思います。

授業は

  • タックス
  • ライフリタイアメント
  • 金融資産設計
  • 保険
  • 不動産運用設計
  • 相続・事業継承

にそれぞれ分かれていて、それぞれ担当講師が変わります。
現役のFPさんです。
わかりやすく実話を交えての解説をしてくださる先生はよかったです。

AFPの受験資格にもうひとつ、「提案書」の提出があります。
これに合格しなければ受検できないのでまずこれがめんどくさくてたいへんでした。
そのわりにはこのための授業が一日しかなく、直前になってあわててまとめた記憶があります。
ちょこちょこやってはいたのですが・・・。(こういうのはけっこう好きだったりするので)
なんせ見本がないのでどういう風にすればよいのかいろいろ悩みました。
見本をくれる学校があるのかどうか知りませんが、もう少しなんかあってもよかったなと思います。

それから、AFPに合格するとそのうえにCFPという国際的に通用する資格があります。
これは科目ごとに試験があって合格しないといけないので更に大変です。
私はこれを断念しました。
だってもう疲れたんですよ・・・AFPだけで。お金もかかるし。

試験について

で、模擬試験が2回ほどありました。
私が受験した2003年2月の試験では試験が国家試験(2級FP技能検定)にちょうどかわったときでした。
試験そのものの形式が変わるわけではなかったのですが、たしか学科試験だけだったのが、実技試験が更に加わったんです。
実技試験といっても面接とかではなく、ペーパーテストなんですがね。

このデータがまだなかったので、学校側もたいへんだったようです。
2回あった模擬試験のどちらも本試験とは実技試験の実際とかなり違っていて、本試験のときに目が点になりました。

問題の量が全然違ったのですから。
模擬試験では実技のほうは余裕こいてたのですが、本試験では正直言って時間が足りませんでした。
これって普通逆でしょ?!
どうして最悪を想定して模擬試験を作らない?
ま、しょうがないですからね。一生懸命解きました。

継続教育

FPの資格には悲しいかな期限があります。
資格取得後2年間に15単位とらないと、更新できなくなるのです。
単位って何かって言うと、お金・・・、ではなく毎月送られてくる会報のFPジャーナルってのがあるんですが、試験がついていてそれを回答して送って合格すると単位が少しもらえたり、セミナーが各地で行われていてそれに出席するともらえたりします。セミナーには少なからずお金がかかるので、覚悟しないといけません。
FPジャーナルの試験のが安上がりだとは思いますが、なんせ試験なのでよく内容を読んで勉強しないといけないわけです。

年金問題など、日々制度が変わったりしますからね・・・。
この継続教育が必要なわけです。

はあ、まだ一単位もとってない私です。
もうやめようかな・・・。
とか考えたりします。
FPジャーナルもたまる一方ですよ。全然読んでないし。

それでも私はやりたい!って言う方はぜひ合格してください。
合格のコツはひたすら覚えることです。
何度も過去問題を解いていくと傾向がわかって来ます。たしか4択です。
あきらかに違うなって言うのから排除していくと2つくらい迷うのですが、細かい用語や数字を見て決定します。
ああ、ほんとに覚えるのみ!!です。

まとめ

まあこんな調子の私ですから、学校側から用意された実務研修体験が申し込めたにもかかわらず、(しかも無料)何もしなかったです。
※就職のあっせんではないです。

FPというと独立できるとか考えがちですが、CFPまで頑張らないとそれも難しいのかなと思います。
仲間と協力してというのもできるでしょうが、経験がやっぱり必要なんでしょうね。
就職先の見当があまりつかないのですが、保険会社とか、銀行とか、不動産関係などでしょうか。

もともとそういう職場の人が資格を取るって言うパターンも多いでしょう。
私としてもそっちの方がよかった・・・。