皆さんはお花を買うとき、どこから買いますか?

たいていは近くの街中のお花屋さんだったり、最近では大きなスーパーには一角にお花のコーナーがあったりしますのでそこからだったり、大きな駅に一部スペースを借りて出してるお花屋さんだったり。

そのお店のコンセプトによっては、切花や花束、アレンジが得意のお店だったり、鉢植えが得意なお店だったり、
ブライダル用のお店だったり、いろいろあると思います。
本当は全部ができればいいのでしょうけど、オーナーさんの考え方や店員さんの数などによってどうしてもかたよってしまうのではないかと思います。

これは余談ですが、夜の世界にお花はつきものです。
スナックやクラブのようなお店が多いところにはお花屋さんも多いと思います。
なぜだかわかりますか?

お店に飾るお花はかかせないので活け込みしてもらったり、ホステスさんへのお花のプレゼントが多かったりするからです。
お花屋さんを開業するときはこういうことも知っておくといいかもしれません。

話を戻すと、皆さんがお花を買うとき何を基準にお花屋さんを選ぶでしょうか。
まず値段が上げられると思います。
お花屋さんによって値段が高かったり安かったりすると思いませんか?
ちょっとお花の流通について見てみましょう。

お花の流通について

ここに示す流通がすべてではありませんが、しくみは同じだと思います。

生産者
市場
仲卸 買参人(問屋・花や)
※買参権が必要
50~200本くらい
箱単位で買う
花や フリーのコーディネーター
少量でも買える  

下に行くほど高くなっていくわけです。
また、市場は日曜・木曜は通常休みで火曜・土曜は裏日と呼ばれます。
なので、たいてい花の仕入は月・水・金曜日に行います。

かしこいお花の買い方

上の流通を知っていると、いいお花が安く買えます。
お花は鮮度が勝負です。
仕入れたてのものを手に入れるなら、水・金曜日の午後くらいがいいかと思います。

お店の規模によっても違うかと思いますが、仕入れた花を葉処理をして、水揚げするだけでも時間がかかるものです。
注意深くお店を見渡しているとそういう事情なんかもわかってきますので同じお花屋さんに何度も足を運ぶ(必ずしも買う必要はない)とおもしろい発見があるかもしれません。

また、お花にもグレード、ランクがあります。
安いお花屋さんはこのランクが低い花を仕入れているものです。
原価が低いので安く提供できるわけです。

そして長く花とつきあってるとだんだんわかるようになるんですが、簡単にいい花と悪い花を見分ける方法は、葉や枝ぶりを見ることです。

▼きれいな緑の葉で生き生きとしているもの。
▼枝ぶりがしっかりしていてつぼみもきちんとついているもの。
▼花びらの先まで色がきれいでしっかりしているもの。

などです。

それからお花屋さんの戦略として売りたいお花を束にして売っていることがよくあります。
全部が全部そうだとも限りませんが束になっている花は鮮度が古い可能性もありますので要注意です。

また、アレンジメントが出来上がっているものをおいてる店がありますが、できれば新しく作ってもらいましょう。

何かのイベントなどで大量に欲しいときは、卸売市場(花だけでなく肉屋さん魚屋さんなどいろいろ集まってるところ)がおすすめです。
営業時間がお昼くらいまでですが、たいてい一般でも買えるはずです。
近くにないときは、問屋センターのようなところでもいいと思います。
大阪で言うと、梅田の第●ビルのようなところでも安い問屋さんのような安いお店があります。
質の方は必ずしもいいとは限りませんので、自分の目で確かめて選ぶようにするといいです。