おうちに庭がなくても、ベランダがあればガーデニングができるもの。
本格的な庭設計なんかはできませんが、植木鉢ひとつで四季の寄せ植えなどが楽しめます。
でもせっかく植えたお花があまり育たなかったり、すぐに枯れてしまったりした経験はないですか?
その理由はさまざまだと思いますが、意外と見落としがちなのが、植えた土です。
ガーデニング第1回目はその土づくりについて書いてみようと思います。
*こちらのページの素材はVerdant placeさまよりお借りしております。
土壌の種類
皆さんはガーデニング用の土をどこで買われてますか?
最近はホームセンターなんかへ行くと、ガーデニングコーナーが広く設けてあったりしていろんなお花が売られています。
中でも土はいろんな種類があったりしてどれを選べばいいのか迷ってしまったりします。
土には大きく分けて以下の4つのグループがあります。
1:良質の粘土質
■赤玉土・・・保水性、保肥性にすぐれた基本の土。
■鹿沼土・・・保水性、通気性がよく、酸性の土。
2:良質の有機物
■腐葉土・・・広葉樹の落葉した葉が腐ったもの。
■ピートモス・・・ミズゴケの腐ったもので酸性が強い。
3:地力を高める
■バーミキュライト・・・通気性・保水性・保肥性がある。
■パーライト・・・排水性、通気性にすぐれていて軽量。弱アルカリ性。
■くんたん・・・もみ殻を炭の状態にしたもの。通気性、保肥性がある。アルカリが強い。
4:堆肥
これらの1~4のグループの土を対1で混合して混ぜるとよい土になります。
お店によっては○○の土といったような名前ですでにこれらの土を混ぜてくれているものも出回っていたりするので成分をよく見て選ぶといいと思います。
土を購入する際には鉢底石も忘れずに。
そして元肥(マグァンプKとか・・)を一緒に混ぜてやることも大切です。
よい土の条件とは
人間と同じように、土だって光や水、酸素、温度調節が必要です。
自然に生えている草花がしっかり育っているのはそれらの条件が満たされているからといえます。それと同じような状態にしてやることが大切です。
■排水性
■保水性
■通気性
■保肥性
この4つが大事なんです。
そして土だけではありません。
その土を植える植木鉢によっても条件が変わってくるのです。
木や素焼きの鉢はそれ自体が水分を吸収し、直射日光が当たったときも温度を奪って蒸発する為土自体に変化が起きません。
ところが、これがプラスチックや金属だとどうでしょうか。
ぐんぐん光を吸収してしまい土の温度が上がっていってしまいます。
また、白のプランターで植えられているのをよく見かけますが、あれも×です。
根に光が当たってしまうのです。
多少値段が高くなるのですが、これらのことをふまえて木や素焼きの鉢を選ぶようにしましょう。
見栄えも素敵ですからね。
肥料の種類
花が枯れる原因のひとつに、肥料の与えすぎが考えられます。
それは一度にたくさんあげすぎるということなんです。肥料の効き方には緩効性、遅効性、即効性の3種類があります。それらをうまく補い合って与えるのがよいやり方です。
緩効性 | 遅効性 | 即効性 |
元肥など | 固形、油かす、化成肥料など | 液体 |
■元肥・・・土に混ぜて使う。たくさん入れるといいというものではない。
■置肥・・・土の上において使う。
■追肥・・・植物の生育時期に与える。少な目を回数を分けて与えるようにするとよい。
これらをうまく使い分けてみてくださいね。
あげると上げないとでは大きく差が出るみたいですよ・・・。