二重生活~別にされても構いませんていうかされてました
2016年6月25日より公開の映画、二重生活での菅田将暉くんのキスシーン。
いやね。
今これ原作本読んでるんですけどね。
いっこうに面白くならないで半分くらい過ぎました。
主演は女子の方ですけど、以前にも探偵の探偵で探偵役やってましたが。
あんまりビジュアルが好きでないので原作通りだとほぼずーっと彼女の出番なのでちょっと観るのためらうかも。
菅田くんがやってるであろう役の人はあまりメインではなくて、ちょこっとずつしか出てきません。
しかも女子側からの感情と二人の会話のみで描かれてるのみで実際の役どころはまだわかってません。
てかわかるんか❓これ。
ピンクとグレーのときのさえない役と同じ髪形やし。
また騙されるんかと思ってもう素直に菅田君の役を受け入れられん。
まだ最後まで読み切ってないので何とも言えないのですが、テーマは不倫、浮気、二股…
ってとこからの二重生活なのか。
それとも尾行する対象者と自分と重ねてしまったことでダブるという意味での二重生活なのか。
両方なのか。
で、本の中身はただひたすら淡々と主人公の尾行を始めたことから始まる妄想と過去への追想、疑心暗鬼にとらわれた自問自答の繰り返しなわけで何の盛り上がりもありません。
あるとすれば尾行される側の夫婦と愛人の危うい場面くらいか。
映画はどう仕上がってるんだろ。
この原作者、ホラーを読んだことがあるんでホラーチックにしてくれたらいいのにな。
けどターゲットである尾行される人がチャオ長谷川さんなのでちょっとだけ期待w
初日舞台挨拶2回目の上映で観てきた映画の感想(ネタバレ有)
これから観る人は覚悟して見てください。
麦ちゃんと菅田くんのシーンはガッツリ濡れ場から始まります。
朝から元気だのう。
そしてチャオ長谷川さんがスケベだなと言い放ったからには何度もエロシーンがあるのかと思いきや、3回ほどでうち1回は未遂。
だけど岸監督の初めての濡れ場撮影にしてはちょっとドキドキしてしまった。
私同棲したことないんでこの2人の関係性がイマイチ理解できなかったんですが、狭いベッドで二人で寝てるしやる事やってるし。上手くいってたんだと思う。
菅田くんの卓也はゲームデザイナーということで原作の卓也とは違ってましたけど。
なので珠の方が卓也に不信を抱くことはなくて原作のこの部分は卓也で表現してました。
そしてテーマにもなってるんだと思うんですが、人は常に自分の人生に満足しているものではなくて何かしら秘密を抱えてもいて。
珠が石坂を尾行することによってこのあたりが明らかになっていくんですが。
それを暴いてしまうことで何かが壊れてしまいます。
石坂は家庭を危うくされ、珠は卓也と別れることになり、教授は・・・
何も知らずにいれることはある意味幸せなんですね。
だから信じることは大事だし、そういう関係を築けることが家庭を守ることなんでしょう。
心の隙間をけして埋めようとしないように。
そして相手の何もかもを知ろうとしないように。
で、私が泣いてしまったのはラストの珠のこのセリフ
彼が私をどうしたかったのか、
私のことをどう思っていたのか、
私は知らない
人と人ってのは決して全部はわかりあえないんだな。
けど、カップラーメンすする珠と卓也のシーンがあまりにあっさりしすぎて。
あそこでもっとちゃんと話し合ってれば違うラストになってたのかな。
最後の方に出てきた卓也が描いた珠の寝顔のイラストがせつなかった。
原作だと抱き合って元鞘で終わりなんだけどね。
岸監督なかなかのリアル感を出してきましたね。
撮影手法
岸監督の撮影方法は独特でいろんな雑誌の取材などで菅田くんが語ってましたが、中でも尾行のリアル感を出すために手でカメラを持って撮影したとありました。
見てる方が一緒に尾行している気持になれるって麦ちゃんも言ってたけど、ワタシ的にはバレるバレるってハラハラする方が勝ってしまってました。結末知ってるのに。
きっと尾行するのに向いてないんだな。
原作にない部分
教授の部分は原作とは違ってて、西田尚美さんが出てきたときはLIFE見てるんで笑いそうになった。コントかと。
この二人の関係は途中でわかっちゃったんだけど、監督はきっちり種明かししてくれてましたね。
最後ここで終わりか?ここで終わりか?ってシーンが何度もあってどう決着するのか全く分からず。
結局最後泣かされました。
まあ泣いてたのは自分だけだったけどね。
原作のストーリー~結末はありきたり(ネタバレ有)
だいぶん前に読み終わってましたが、すっかり更新忘れちゃってました。
先ほどもちらりと述べましたが、ストーリーは簡単に言うとゼミの教授から教わった研究としての尾行を実践してみようとする主人公門脇麦演じる珠が尾行することによって味わう生活と自身の生活を重ねて苦悩するっていうお話。
海外にいる父親に生活費を賄ってもらいながら恋人の卓也と同棲しながら大学院に通っています。
卓也はイラストレーターを目指していましたが生計が成り立たず年配女優の運転手という名の雑用のバイトをはじめ、やがて珠はふたりの関係を疑うようになっていきます。
そんな中近所の石坂家に興味を持つようになった珠はターゲットを石坂に決めてついに文学的尾行を開始。
他人を尾行することにより浮き上がるその世界。
珠は石坂が愛人と密会している現場を目撃することになります。
ターゲットを石坂からその愛人に変えて尾行を繰り返すうちにやがて珠自身の感情を混乱させていくことに。
卓也への疑心暗鬼、自身の過去の不倫経験やその人との死別の辛さが蘇ってきたりします。
そんな危うい尾行生活を続けていくうちにやがて石坂家が危機を迎えます。
文学的尾行とは目的を持たないこと。
相手家族を破たんさせるためでもなく行ってしまった尾行生活。
自分自身と石坂家を重ねてしまうようになってしまった珠には衝撃的事件でした。
そうこうしているうちに、石坂に珠が尾行していたことがばれてしまいます。
父のように慕う教授に相談に行くも突き放されるようにあしらわれ、結局2人で会うことになった珠と石坂。
それを目撃してしまう卓也。
お互いが疑心暗鬼にさいなまれ、あるいは絶好のチャンスと利用する。
そして和解。(したと見せかけて元の生活に。)
二重生活。
意外とこんなあやうい関係のカップルって多かったりするのかね。
結局最後まで盛り上がることなく幕を閉じました。
やっぱり面白かったところは石坂とのシーンだ。
オトコとオンナどっちがうまくやり過ごせるのか。
そこはやっぱし、オンナが一枚上手な気がするんだけども。
このお話でも菅田君演じる卓也と破局することなく新たなターゲットをもって彼女の探求は続く…
フライデーな宣伝方法
6月公開にしては宣伝としてはまだ少し早い気もするが、今週3/11発売のFRIDAYに撮られちゃいましたねー
菅田将暉&二階堂ふみ、太賀&門脇麦のダブルデート的な深夜の誕生日会。的な。
親友の彼女と共演でしかもラブシーン(原作ではきわどい表現での濃厚シーンがある)まであってってどんな心境なんだろね。
まあ菅田くんのことだからそんなしょーもないことは考えないんだろうけどさ。
配役した人の悪意を感じるのはワタシだけか。
岸監督↑こんなこと思ってごめんなさい。