チョコリエッタ~難解メルヘンからホラーの世界へ

う~~ん長いっ❗
そしてわけわからんっ‼

もうね。導入部からなんかホラーな部分感じてたんですよ。
教室の後ろに3人くらいの遺影があったから。

でもその部分には触れられず淡々と物語は進んでいった。

ストーリー

幼くして事故で母親を亡くし、今度はその寂しさを埋めてくれた愛犬ジュリエッタが死んで自分自身を殺してしまった知世子ことチョコリエッタ。
偶然にも母親が所属していた映画研究部の変わり者の先輩正岡正宗(これが菅田くんが演じてる役)にフェデリコフェリーニの道というDVDを借りに行くことから二人の謎の交流が始まった。

普通に考えると、主人公はそこまで悲壮な生い立ちではないと思うんだけどちょっと病んでるんだな。
そこで私は父親の妹でキリコってのが出てくるんだけど、この人がホントは父の愛人で家を乗っ取ろうとしてるんかなって想像してしまった。
実際はホントにただの父の妹で知世子が母親代わりにキリコを束縛してるっていう展開だっただけなんだけどね。
じゃあ病まんでもいいやんって思っちゃう。

それくらい変な設定。

先輩正岡の方は両親が離婚したものの病院を持つ立派な祖父に育てられたにもかかわらず猫を踏んづけてつぶしちゃう虐待をする過去を持つ(でももしかしたら虚言?)っていうこちらもなかなかの病み具合。

もうグレるとかでいいやん。
その方が明るい気がするっていうくらい暗い映画だ。
心を解きほぐすとか思春期の青春とか詠ってはいるけれど。

モチーフが道という映画だからなのか。
観てないから知らないんだけど。

旅立ちまでが長すぎる

ふたりが心を解放する方法に映画を撮影するっていう手法がとられてるんだけど、正岡が撮影しようとするとチョコリエッタは拒絶するってのを繰り返し、ようやく1時間半くらいのところで先輩正岡正宗とチョコリエッタが撮影の旅に出るっていうシーン。

ここまで長くて長くて眠くて。

でも旅立ちのシーンからは目が覚めた気がする。
2人のラブなシーンはあるんかなとか。
バイクなんか乗っちゃって菅田くんカッコいいなとか。

しかし目は違う方にくぎ付けになってしまった。
途中立ち入り禁止の道に入っていくんですね。
もうこっからがホラーな展開です。

まずはさびれた商店街の謎の像の置物。
2人がバイクで通り過ぎた後わらわらと人が現れるところ。
ボコられるかと思った。

そっから先はググルマップがモザイクだらけで道に迷い、山道を過ぎていくと防護マスクつけたおじさんが現れたり鼻血が出たりの展開で。

これはもしや福島の話なんかな~って思ったら愛知って最後のエンドロールでわかるんですけど。

最初の方はジュリエッタのドアップから始まったり、先輩おんぶでクジラバスとかメルヘンチックな感じだったのにね。

最後はふたりとも死ぬんかと思っちゃった。
それか死後の世界だったんかと。ポニョの世界観思い出した。

犬の呪いとじさまの呪い

知世子が言うには自分にはジュリエッタの呪いがかかり先輩正岡には爺様の呪いがかかっていると。(それを言うなら母親の呪いだと思うんだけどね。3人一緒に車乗ってて死んだのは母親だけって)

そしてその二人の呪いは最後になっても解ける様子がないのが全然わからなくってそのまま終わってしまった…

2人とも頭おかしい人にしか見えないよ。

特に正岡正宗の最後は自我のゲシュタルト崩壊してたように見えたし。
全然爺様の呪いから救われてないように見えた。

だいたいその爺様だって神経やられて死んだって言ってなかったっけ?

みんな自ら自分を追い込みすぎ。
もっと楽に生きようぜ。映研の三橋智みたく。
特に知世子は父ちゃんがいるんだからなんとかしたれ。

裏設定

作品をもっと深く理解しようと調べてみた結果、風間志織監督は原作とは違った世界を展開させた模様。

正岡先輩の言うクソまみれの世界は2021年という近未来。若者たちはあきらめの虚無感にさいなまれて生きていってる世界。
間もなく5年がたとうかというあの3.11のようなことがあちこちで起こった後の世界を想定されていたそう。

私が感じたホラー部分はやっぱり原発のことだった。

原作

まだ読んでないんで読み次第書きたいと思います。
こちらはもっとメルヘンな世界だといいけど。

それにしても菅田将暉出演作品は原作付き多過ぎ。
読むの追いつかなくて困る。
けどちょっとだけ楽しい。

原作小説をようやく読みました。
すごく薄いのですぐに読み切れます。

大筋はおんなじでしたが、ちょっとだけ映画と違う部分が。
知世子には親戚や祖父がいました。
そしてエンディング部分が順番が違ってました。
映画では三橋智と正岡正宗の撮った作品を見る→一人で砂浜撮影会
となってましたが、原作ではその逆。
正岡正宗の『チョコリエッタ』との対面で終わり。
というすっきり感はあるものの。

結局同じような世界観で読んでもやっぱり意味は分からず。

『死にたい』『殺したい』
が根底にすくっているふたりだったからそういう気持ちになったことがないとわかりにくいのかも。
そんでもってフェリーニの道って映画を見ないとわからないのかも。

だけど一緒に旅して前進したと思った正岡正宗との関係もあっさり終わったし、やっぱりよくわからん。

そういうもんなんか。思春期って。

その他

この物語に欠かせないのがフェリーニの道っていう映画なんだけど、最初の方に知世子と正宗で見るって箇所があって少し映像が出てきます。
そしたらそれはわざわざちゃんとそれっぽく撮ったんだって。使用許可が下りないから。

どーりでジェルソミーナが日本人だったわけだ。セリフは吹替え?

そして驚きなのがくじらのバスがCGではなくちゃんとしたセットだったって。スゴイね。
こちらは同じくフェリーニのカサノバっていう映画からモチーフされてます。

配役に関しては、菅田くんこの時期空いてますという事務所経由で決まったらしいw
そしてこのときまだ免許持ってなかったって…!!
いいのかそれで。

どうやってバイクシーン撮ってたんだ。

それから菅田くんザンパノと同じようなことしたことあるって…ヒドイw
いったいいつの話よ。

チョコリエッタの森川葵ちゃんはごめんね青春で知ったコだった。
この子もなかなか化けるね。
ただ、エンディングの歌はあれでいいの?ww

JUMPは名曲だからやっぱり忌野清志郎で聞きたいよね。

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