いい女
今、TBS系でお昼のメロドラマ時間帯に放送されているのがいい女。
休みの日しか見れないんでときどき見ては、あ、今読んでるところのシーンだ・・・とか、あ、ここ原作と違う・・・とか思いながら、先に原作を読み終わってしまいました。
いい女になるってのは、ホント涙ぐましい努力とお金がかかるんですねーヽ(;´Д`)ノ
っていうのは、このお話のテーマではなく。
なんだか結末は、あ、そうなの。
って感じで終わっちまいました。。。
ここ最近読んだ本の傾向かとも思われる、これまた、読者の想像にお任せみたいな感じで。
ドラマはきっともっとすっきりとした結末になるんじゃないかなーーと思いつつ、また次の平日の休みの日に見てみることにします。
ちゃんと続きで見れないのが残念だーーー(´Д⊂グスン
ストーリーは、学生時代をフランスで過ごしたおかげでフランスの書物を翻訳するという仕事を家ですることのできる家庭的な主婦が自分の幸せとはなんだろうと自分を見つめなおすという成長物語???
同じ成長物語(?)でも、プラダを着た悪魔のアンディとはまた違った年代の、タイプの、環境の、観点から描かれてます。
ちょうど年齢からするとアンディと詩織のあいだくらいなんですが、どちらもけっこう特殊な仕事してるんで自分とはあてはまらないってわけなんですけども、どちらかというと詩織のほうがまだだんぜん感情移入しやすかったです。
特に年代ってのが問題で、何しろ更年期障害はでてくるわ、両親の介護の問題はでてくるわ、娘は受験や難しい年頃で大変だわ・・・、でテンポよくどんどんお話は進んでいきました。
なかでもこの主人公である詩織は、私からするとすっごく恵まれている特別努力することもなくしてフランス語ができるという手に職がありながらありえないって思えるほど家庭に幸せが感じられないっていう偶然が重なって重なって、ついには夫の浮気、子育て(といっても中学生・高校生)の苦悩から爆発し、不倫までも経験してしまうんですねーー。
そのシーンはドラマではきっとそこまで描写しないだろうなーと思いつつ、一体どうなってしまうんだろうこのひと・・・とかけっこうドキドキしながら読んでました。
まあ結局その人とは成就しないわけなんですが、今度は離婚するしないで悩むことに。
そうこうしているうちに、詩織はエステや不倫できれいになっていくのと同時にけっこう心も成長していって女の自立を目指すようになっていくんですが、なんか結局何が言いたいんだかわからないまま終わっちゃったんですよねー。
主婦はもっと自立すべきといいたいのか?
女は(年齢に関係なく)もっと自分を磨くべきだといいたいのか?!
まさか離婚や不倫をすすめているわけではないんでしょうけど・・・。
でも一般的にはそう簡単にエステ行ったり不倫したり・・・ってできないですよね。
だいたい設定からして、フラ語ができるってそんなに恵まれているのに!ってちょっとむかつく設定だから、一般的な主婦にはあてはまらないですよね。
このお話は。
ってことで、あまり、このフラ語ができるんだって部分を出してない(ように見えた)ドラマのほうを期待しようと思います。。。
原作ではこのことでのちのち人間関係が広がっていくことになるのでけっこう重要なポイントだったりもする。
いい女
藤本 ひとみ
余談ですが、同じおばさんの反乱を描いたお話でも、コミックのビバ!山田バーバラってのはコミカルでとってもおもしろいです
ビバ山田バーバラ 1 (1)
鈴木 由美子