マリー・アントワネット-凡人の肖像-

昨年の12/9より読み始めて、ようやく昨日、1/26に読み終えました。
いや~~~長かったですd_no.gif

 

なんでこんなに長くかかったかというと、お正月休みをはさんだり上・下巻あったというのもあるんですが、それよりも何よりも歴史モノ。
いうなれば世界史モノなんですね。
そしてもちろん洋モノ。
ゆえに翻訳モノ。
(初版は1989年)
内容が重いうえに言い回しが固いっていうか二重否定とかけっこうでてきたりして意味が理解できず、結局何が言いたいのかじっくり読み返しているうちに眠たくなって・・・・。
私が決めた原作本を読む上でのルールは通勤電車内で読むってこと。
でもこの本はつらかったー。
睡魔との闘いで、読み出すと眠くなるんですね~~c_fun.gif
もともと世界史は苦手で大学受験での選択では日本史を選択したほど。(たしか世界史・日本史・政治経済から選択できた)
前置きはこのくらいにしてそろそろ内容を。

 
ま、マリーアントワネットっていやもう知らない人はいないって言うくらいの歴史上の人物なわけですが、それもなぜかっていったらその処刑された方法がものすごいから。
そう。いわゆるギロチンでの死刑ってやつです。
この本では、マリーアントワネットがオーストリアからフランスへ嫁ぐときからそのギロチンで処刑されるまでの歴史物語がまあまるでその世界をのぞいてきたかのようにドラマチックに描き出されています。
時代は1700年代後半。
200年以上も前のお話をここまで詳細に語られている(事実かどうかはさておき)っていうすごさにも感動( ;∀;) カンドーシタ
(その苦労に関しての著者のお話はあとがきにてつづられています。)

 
それからこの本を読むにあたって重要なことは、この著者は彼女のことを凡人と呼んでいるってこと。
この定義づけもすごいけど、私にはちょっとこの意味が理解できませんでした。
それは読みすすめていくと(歴史上の出来事を理解すると)なんとなくはわかるようになるんですが、やっぱり私には彼女が凡人だったとはとても思えませんでした。。。

 
特に最後のほうの囚われの身となってからの彼女の崇高な態度の描写とか、人に与える印象だとかを読むととても凡人だったらそんなことはできないって思えたんです。
凡人だったら、きっとわらの女のように自殺してるんじゃないかって思ったりもします。
もしかしたらそれは映画を見るとよくわかるのかもしれません。

 
番宣(映画の宣伝番組)を見る限り、映画マリー・アントワネットは歴史というより彼女の人物像にスポットを当てた乙女チックな作品に仕上がっているのだとか。
ホントはお正月に見に行くつもりだったんです。
そしたら上映は20日からだったんですね~~17.gif
ってことで今に至ります。。。

 
けど、この映画効果でプリンセスのゴージャス気分が味わえるっていう意外なサービスが行われてるんだってさ。
実際はそこがスポットじゃないんですけどね。。。
最後のほうは涙がでそうになりましたから。
余談ですが、最後のほうマリーアントワネットが一人囚人となっていたとき、その厳しい持ち物チェックがあった中ひとつだけ許されていたものがあります。
それはなんと・・・!!( ; ゚Д゚)

 

 

 

 

 
仔犬

 
これには驚きでしたヽ(;´Д`)ノ
私実はこのマリーアントワネットのお話を最初に読んだのが、小学生時代に当時はやっていた漫画版の歴史本。
そう。
コミックでこのお話を読んだんです。
でも当時はこの内容、まったく理解できてませんでした。今思うと。
それでちょうど正月に実家に帰ったときに探してみたんですが、もう処分していたみたいで見つかりませんでした・・・ Σ(゚д゚lll)ガーン
もっかい読みたかったなぁ。。。
強烈に覚えてるのは、国王であり夫であるルイ16世が趣味だった錬金で、王妃に自分が作った女子がもらってもうれしくなさそうなものをプレゼントしていたシーン。
ああもう一回読みたい・・・・っ!!

 

 
あともう一つ。
なんと!!
悪魔の花嫁っていうコミックにこのマリーアントワネットを題材としたお話がたしか10巻に載ってるんですねーー(=’m’)
このコミックはしっかりとってあるのでじっくり読み返してきました。
そしたらちゃんと愛人であるフェルセンが登場しているじゃああ~りませんか・・・!!
内容は悪魔の花嫁らしくて、とっても皮肉が聞いてるお話で、ヴァレンヌ逃亡のシーン。
実際は逃亡を図るも逃げ切れず連れ戻されてしまうのですが、このコミックの中ではその王妃の身代わりとなる女を描いてます。
このコミックは1話完結なんで機会があればぜひ一読を。

 
それにしても、結末がわかってるとはいえ、ここまでいろんな事実があったんだということに改めて自分の無知さを思い知らされたわけです。
いつも思うんですが、そのときはいやいややってたことが、今になるとなんでもっとちゃんとやっておかなかったんだろうっていうことが往々にしてありますよね。
世界史がその一つで、今学生時代に戻ったら興味津々で授業聞いちゃうんだろうな~~って思えるんですけど。
マリー・アントワネット 上
マリー・アントワネット 上
シュテファン・ツヴァイク

 
ちなみにマリーアントワネットに関する書物はたくさんでてるんですけど、映画の原作っていうことではもう一冊、ハヤカワ文庫からも出版されています。
かといって読み比べてみる時間はありませんのであしからずヽ(´Д`;)ノ
マリー・アントワネット〈上〉
マリー・アントワネット〈上〉
アントニア フレイザー


そして次に読む原作本の候補。
その一つにもちろん華麗なる一族入ってるんですけども。。。
重~~い話が続くといやなので却下。
で、仲間由紀恵ちゃん主演のドラマ化作品。
これ読もうと思ってたら、文庫じゃなかったんでまたまた却下・・・。
エラいところに嫁いでしまった!
エラいところに嫁いでしまった!
槇村 君子

 
以下候補。
子宮の記憶
魂萌え!
李香蘭
などなど・・・。
いや~~ドラマ化よりも映画化ってのが多いんですよね~~。
今年もたくさん本が読めそう。

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