そのときは彼によろしく
読書期間:4/8~4/12
ハードな話の後はやっぱりこんなメルヘンチックなおはなしがちょうど心地よかったです。
男の子2人と女の子が1人。
そんな幼なじみの小学生時代をともに過ごした3人がそれぞれの事情でやがてバラバラになり、大人になって再開する直前のお話。
そんな三角関係にはやっぱり恋愛感情が伴っちゃうわけなんですけど、読み手にとっても期待はずれにならない展開で主人公がその女の子とうまくいきそうになるんですが、そこは読ませどころ。そう簡単にはうまくいかないわけでして。
途中、その女の子に病気を匂わせる箇所が出てくるんですがこっからが実に期待を裏切られた、メルヘンな感じにすすんでいっちゃいましたね~~
ま、現実にこんなことがあったらちょっとすごいだろうな~~て感じで、これを読みつつ悪夢探偵を思い出してしまいました。
何はともあれ、最後はハッピーエンドってわけですっきりと読み終えられました。
タイトルのそのときは彼によろしくですが、この言葉は誰が誰のために言った言葉なのかっていう解明をできたのが後半クライマックスのちょっと手前。
ここにいたった時点でなるほどよくできたストーリーだなと思わず感心しました。
ところで、このお話は6月に長澤まさみちゃん主演で映画化されるみたいなんですけど、主人公が山田孝之。
もう一人の幼なじみが塚本高史くん。
塚本君はさておき、残りのふたりのこの人物設定だけでもうまったく見る気がしないですな。。。ヽ(;´Д`)ノ
だいたい長澤まさみちゃんではこの役はちょっともったいない気がします。
どちらかというと、主題歌を歌う柴咲コウちゃんのがイメージにはピッタリです。
せっかくのストーリーなのにちょっとガッカリ~~~。。。
長澤まさみと山田孝之を替えてくれるならきっと見ます。
そのときは彼によろしく
市川 拓司
次回は夢つながりってコトで、パプリカを。
なんて書いちゃうとネタバレ??
お話的には全然違うんですが、夢を見て人を助けるってことで気になったので。
悪夢探偵:2006/12発行
そのときは彼によろしく:2007/4発行
な~~んてことを比べてみつつ、こういうことって良くあることだろうし、全体を見ればまったく異なった作品であることは間違いないし、ほんのちょこっとだけのフレーズでパクリとかパクリじゃないだとかで醜く争っている人たちには、別にどってことないじゃん~~なんてふと思っちゃいました