ハムレットを一気読みしてみた

ロズギルを観る前にハムレットを読んでおかねばちんぷんかんぷんとの噂を聞き、ようやく読み終えました。

とにかく登場人物が多すぎるのと人物相関がわかるまで戯曲って読むのダルイ・・・
まあ優しい新潮文庫さんは最初に登場人物を書き記してくれてるんでページを繰りながら読み進めました。

舞台がデンマークで1600年代に書かれたお話。
言うなれば復讐物語なんですが、主役のハムレットがなんていうか愛すべきキャラというか。2枚目よりではないというか。

出てくる人たちみんなどこかマヌケで意外と面白かったです。

あらすじ

先代王が亡くなり、弟が跡を継ぎます。
ついでになぜかその未亡人(ハムレットの母親)を嫁にしてしまいます。
もちろんハムレットはそんな2人をよく思うはずもありません。

そんな中、屋敷で幽霊騒ぎが持ちあがります。その幽霊が先代王にソックリだと聞きつけてハムレットが確かめに行きます。

事の顛末を話し復讐を願う父の容貌をした亡霊。
あっさりほだされるハムレット。

しかしなかなか行動に移せません。
あらゆる言い訳をしながら引き延ばされた復讐劇を狂気を装って考え出します。

心配するのは恋人のオフィーリア。
その父が弟王の側近であったため兄のレイアーティーズもろとも利用されてしまいます。

ハムレット側と弟王側でのせめぎ合い、騙しあいの攻防が続く中、ハムレットがうっかりオフィーリアの父をあやめてしまいます。

ただでさえハムレットの狂気に悩んでいたオフィーリアは発狂し自殺。
それにはレイアーティーズも黙っていませんでした。

弟王側についたレイアーティーズの策略にハムレットはのってしまいます。
そうして一戦を交えることとなったふたりは戦略と偶然が重なったおかげで全員(弟王、母親、レイアーティーズ、ハムレット自身)を巻き込んで死んでしまいました。

そこへ来ることになったノルウェーの王子が国をおしつけられて物語はおしまい。

ロズギルの出番は

意外と2人の出番と台詞は多いんです。思ってたより。
ハムレットの幼なじみみたいな友人ですがなぜか弟王に利用されちゃう。
おバカな2人。

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだっていう1行はこの新潮文庫版ではなかったけど殺されちゃったことには変わりなくて。
しかもハムレットのせいで。

ホントは弟王の策略で殺されるのはハムレットの方だったんだけど、それを知ったハムレットが逆に一緒にイギリスへ行くはずだった2人を嵌めたっていう。

その点同じく友人であるホレイショーは運が良かったのか最後巻き込まれたのに唯一助かった人物。

どっちについても死ぬときゃ死ぬし特に何かをして功績上げたってわけでもないんだよね。
ハムレットにしたって国民に慕われている描写はあったけど実際のところは台詞のみで進んでいくし。

父王の亡霊とは

冒頭に出てくる先代王の幽霊ですが、これだってなんか怪しい。

現代的に考えるならこれも誰かの策略で亡霊に見せかけただけかも。
弟王が先代王を殺したというけど証拠はなかったはず。
弟王がガクブルするシーンがあるだけ。
これについては投げっぱなしに終わったんで不明ですが。

原文で読んでないので細かなニュアンスは分かりません。
でも読んでてなんかマヌケで笑える悲劇です。
きっと現代の感覚で読んじゃうからだろうな。

題材としてはオモシロイのでよく利用されてると思うんですが、私が初めて知ったのは悪魔の花嫁っていうマンガです。

そのマンガの中で役者がオフィーリアを演じてその役を巡って女同士のドロドロが・・・っていうホラー的なお話です。

まあなのでストーリー的に全部読んだのは初めて。

名作って読んだ気になってるけど実際はほとんど読んでなかったりするのよね・・・

特に自分は英文学出身なのに。1作も英文で読まないまま卒業しちゃったおちこぼれです。

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