うちの老犬がとうとう歩けなくなりました。

14480836645020その日仕事から帰ってきた晩、2匹に何が起こったのか。

11/18、ライザは後ろ足が立てなくなり、リッチーはどうもヘルニア再発したらしい。なんだか様子が変。

もう数年前から後ろ足は歩き方がおぼつかなくなり、かなり弱っていたのはわかってたんですがこんな急に立てなくなるなんて思ってなかったので結構ショックでした。

いつもはストーカー犬として何をしててもついて回ってたのが来れなくなりギャンギャン訴えてきます。

これをとったら何が残るのってくらい食欲の塊のパグが食べることもままならない。

しょうがないので手で食べさせるも、辛いのかあまりこの日は食べてくれませんでした。
食欲がないわけではなさそうで、欲しがるものの食べないを繰り返し、もういいと思ってその日は様子見でおくことにしました。


 

11/19

近所の動物病院は軒並み木曜が休診日。
そばでいても何もできないので泣く泣く仕事へ行きました。

やっぱり食欲だけはあるみたい。

てことで、ご飯はいつもの半分くらい手であげて、動けないから普段いる場所に新聞紙とトイレシートを敷き詰めて水入れもそばに置き、時々痛がってるけどまだ元気な様子を見せていたリッチーによく言い聞かせて出勤。

いろんな覚悟はしつつも食欲があることで少しは安心もあったりして、複雑な気分で仕事をこなし、びくびくしながらダッシュで家に帰りました。

玄関のドアを開けたら、いつもなら走って迎えに来てくれるところ。

 

当然ライザは走っては来ない。
リッチーのみ。

けど奥からワンワンワンと元気よく吠える声。

ホッとしました。

 

おや⁉
そして、出勤前と帰宅時とでいた場所が違う❔

じゃあ少しは歩いたんだquestion.gif
いやハイハイで匍匐前進したのかもquestion.gif

少しは希望も見えつつ、いつ何かあっても後悔しないよう、こんな時のために買っておいた少しお高めのレトルトパウチのお肉のごはん。
を食べさせてみることに。

おお食いついた食いついた10.gif

見事ながっつきぶりで完食。
またまたほっとしました。

これなら大丈夫そうだと不安も残しつつ、あと一日頑張れば連休だからと頑張りました。

11/20

もしかしたら歩くかなと思ったりもするけど、やっぱりまだ歩けない。

食欲はある。

排泄もある。

 

この日も不安を残しつつ、仕事へ行き、帰ってくると。

やっぱり歩いた形跡がある( ゚д゚)!!!
なぜ目の前で見せてくれないのか。

不思議に思いながらもその形跡は粗相の痕だったのでそれを片付けるも、食欲が止まらない。
あれ。結構元気でないの…

 

11/21

ようやく獣医さんに診てもらえました。
こうなることは予想されていたみたいで、原因はいろいろ考えられると。

そして何よりもしかしたらまた歩けるようになるかもしれないと。

レントゲンを撮り、ステロイドの注射をしてくれました。

どうやら腰が悪くなり、下半身がマヒしているらしいとのことだったんですが、レントゲンからはそのことははっきりとは読み取れず。

横隔膜と肝臓がなんかおかしいというくらいで歩けない原因は特定できなかったんですが。

場合によっては介護も必要になるだろうけど、あきらめではなく、ちゃんと治療もしてまた歩けるようになることもあると言ってもらえたことが本当にうれしかったです。

しばらくは安静にして様子見で、処方されたステロイドを投薬していくこととなりました。

11/22

朝起こされました。
ハラヘッタと。

 

・・・・・(((((((( ;゚Д゚)))))))!!!!!??!

 

歩いてるじゃねーか!!!

水飲んでます

水飲んでますヽ(;´Д`)ノ

こんなにもステロイドの注射が効果があるのかとうれしくて獣医さんに開業時間から間もない時間に迷惑だろうと思いつつさっそく電話。

ステロイドはステロイドですが、神経系統に効くものだったそう。

処方された飲み薬の方も、副作用がこわいので明日までとりあえず1錠ずつ飲ませることに。

いや、ステロイドって言ったらかゆみ止めとか炎症どめとか痛み止めっていうイメージしかなかったんで神経に効くとはまさか思いもよらなかった( ゚д゚)!

でも、この効果があったことで前進したよね。14481775514830

右がライザに処方されたステロイド。
左はリッチー用。

薬が切れたらまた歩けなくなるかもと、思ったりしますが今のところ歩いてます。

 

そしてやがては、薬のませても歩けなくなる日が来るんだろうなと、老犬との介護の日々を身近に感じつつ、準備していかなきゃね。

その後

そんなこんなを繰り返し、結局後ろ足はよくなることもなくだんだん自力で歩くのは困難になりました。

20150517

これはまだ自力で歩いてた春ごろの写真。
ただ後ろ足はナックル足?という症状で人間でいう足の甲の部分が地面についていても元に戻そうとしない感覚でした。
なので犬用靴下を探してみたりしたけど脱げてしまったり敗れてしまうので結局ゴム製のこのドッグブーツを利用してました。

ポウズ (PAWZ) ラバードッグブーツ XS オレンジ

後ろ足が動かなくなると下半身は麻痺状態だったと思われます。
お世話になってる獣医さんには検査してもいいけどその結果が出たところでどうするか、どうなるかはまた違った話でといろいろ考えた結果検査はしませんでした。

そうなると歩けない以外にどうなるかというと、おしっこがまともにできなくなりました。

20170304

救いなのは本人(犬)があまり気にしてなさそうなこと。こんなポーズで前足だけでずりずり動き回れるんです。すごいです。

そこからは長い戦いのような日々が始まりました。
上手く排尿できないが故にあちこちに粗相したり(歩けないといっても動きたいので前足でずりずりと貞子のようにはい回る)膀胱炎を繰り返したり。

ようやくお世話になってたホテルのトリマーさんに圧迫膀胱というおしっこを無理やり出させる方法を教わりやるようになりました。
(ほんとは獣医さんに教わればよかったんだけどなぜか喧嘩してしまって教われなかった)

やり方はちょっとコツがいるんですよね。
大量に出るので下には大きめのトイレシートを敷いてやります。
膀胱のある下腹部を手を広げて出口に向かってぎゅーっと押し出してやるんです。多少指に力を入れて大丈夫です。

これが出来るようになっておしっこ問題は解決したかのように思われたんですが。

自然に反したようなやり方がいけなかったのか、たまたま時期が重なったのかはわかりません。
だんだん食欲がなくなっていき衰弱していきました。

この頃にはもう寝転がると自力では起き上がれず、うつ伏せ以外では寝れないように。(うつ伏せだと前足があるので起き上がれる)
前足だけで歩き回った結果なんかの拍子で転がってしまうと自分でおきれないので私が仕事に行ってる間にこうなってしまうと帰ってくるまでこの状態というのが何度となくありました。

これは結構辛かったです。
本人ももがいてもがいて起き上がりたくてでもできなくてあきらめのような感じで。
おしっこまみれのときもありました。

そんな介護状態があとどれくらい続くのかなとこちらまで弱りかけた頃。

この記事をはじめて書いた約2年後である2017年11月28日の晩に何もなかったかのようにやすらかに旅立ちました。

あとで聞いた話ですが、足が悪くなるとそこから1年くらいで旅立ってしまうコが多いそうです。
犬にとって足って大事なんでしょうね。

小さかった頃によく言われてました。
肥満気味だったので後で足に来るから痩せさせてと。

その辺りの因果関係は解りませんが全くないとは言えないと思うので、肥満をさせないためにはおやつをあげすぎない、フードは適量を守るこれに尽きると思います。

足を大事にしてあげてくださいね。

もう1頭は15歳で歩けなくなる

同じころにわが家にやってきて姉妹同然に育ってきたライザとリッチー。
残されたリッチーの方はというと、犬種も違うし体型も違うってこともあり現在16歳です。

数か月前までは時どき調子がおかしくなることはあったもののしっかり自分の足で歩いてました。
が、ある日突然です。
やはり後ろ足が歩けなくなりました。

ダックスなのでヘルニアをやったこともあるので腰ももちろん悪かったんでしょうけど、どうも獣医さんの言うには脳が少し関係あるようで。

歩けなくなった頃の症状に同じ方向にくるくる回るようになったことがあると話したら前庭症かもしれないとのことでした。
なのでそれに効果のあるステロイドを処方してもらいましたが結局それは効くことはありませんでした。

少し調べてみると前庭症の場合は治るってあったんですよね。
なのでそれとはやっぱり違ったのか。
あえて検査はしなかったので(MRとかいろいろあるけど近所の動物病院ではやってない)結局原因はわかっていません。

わかったところで治療をどうするかとか、また別の問題ですから。
歩けなくなるとどうなるか。
そこからは再び介護の生活が始まりました。

ここから先は記事を改めて設けようと思います。
老犬の介護は人との比ではないですが、それなりに大変です。

けど私はもともとずぼらな性格なので手を抜くところは抜いてます。
獣医さんからもそれでいいと言ってもらえました。
それぐらいの余裕の気持ちがないとやっていけないのだと。

どうか同じようにお世話をされていらっしゃる方皆さまが少しでも気持ちが安らげますように。

 

2020年4月旅立ち

歩けなくなってから約5か月。
その日はやってきました。

せっかくステイホームの自粛期間でじっくり面倒を見てやれると思ってた矢先のことでした。
なにもこんな時に逝かなくても…
とは思いましたが歩けなくなって本人(犬)も歯痒そうでいたたまれなかったので安らかに旅立てて良かったのかなと今は思います。

16年もの長い間一緒に過ごしてくれてありがとう。我が愛犬たちよ。

ペットロス、その後

ステイホームでひとりきりになって自分とじっくり向き合っていろいろ考えました。
その結果自分に何ができるかわからないんですが、話を聞くことはできるんだなと思いました。

何か誰かに聞いてほしいことなんかありましたら是非。
よろしくお願いします。

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長い記事を読んでくださいましてありがとうございました。
もう少し気持ちが落ち着いたら介護の記事なんかも書いていこうと思ってます。

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うちの老犬がとうとう歩けなくなりました。” に対して8件のコメントがあります。

  1. チョロ より:

    今うちのシーズン19才、だんだん歩けなくなりました、今前足後ろ足つぱってる状態、自分でできないので全部介護しています、とっても性格のいい子なので今の姿を見ると辛いですね😢最後まで見とります

  2. yai より:

    チョロさん、コメントありがとうございます。
    全介護はお辛いでしょうね…
    あまり無理はなさらず見守ってあげてくださいね。
    自分の場合は獣医さんと言い合ってしまいました…もっと頼ればよかったんでしょうか?とも思いますが結局は自分でどうにかするしかなかったとも思えるし。
    今はやれるだけのことをしてやれたのかなと思うことにしています。

  3. ヒマワリ より:

    こんばんは。
    13歳パグ♂です。ヨタヨタ歩きで暮らしていましたが、突然立ち上がるのが困難になり、「犬 歩けない」で検索したら、こちらを見つけました。膀胱結石、ダイエット、粗相(大きい方)をした時の当人の悲しい空気…、
    状況がとても似ていて、大変参考になり、なんだかほっとしました。
    どこかまだ先のことと思っていたその時期が、来たのかなと、覚悟をしなければと思いました。

    1. yai より:

      ヒマワリさん、コメントありがとうございます。
      うちにはもう一頭Mダックスがいます。今15歳でヨタヨタしています。
      歩けたり歩けなかったり…
      お互い大変ですが、あまり無理しないで頑張りましょうね。

  4. キチママ より:

    ウチの子も後ろ足に麻痺が出て来て1年になります。手術をしても結局治らずリハビリを半年しましたが効果はなく、車椅子生活となりました。最近では前足の力も落ちて来たので車椅子に乗る時間もほんの数分となっています。食欲は旺盛なのでその日が来るのはまだ先と思っていましたがブログを拝見して私も覚悟をしないといけないなと思いました。

    1. yai より:

      キチママさん、コメントありがとうございます。
      本来なら歩けるはずのコが歩けない様子を見るのもツライですよね…。
      うちの16歳のMダックスが歩けなくなり数か月たちました。
      うちもまだ食欲が旺盛なのでまだその日が来るのは先だと思っていますが日々覚悟だけはしています。
      その日が来ても思い残すことがないようにお世話してあげたいと思ってます。
      お互い頑張りましょうね。決して無理はせず。出来る限りで。

  5. ウノるーママ より:

    お元気ですか?はじめまして。
    うちのダックス17歳も後ろ足が動けなくなり検索したらこちらに来ました。 もう1匹の12歳はメラノーマにかかってしまい、老犬、病気犬と共に心配な毎朝を迎えています。 朝、呼吸をしてるのを見て、良かったーと感謝の気持ち。寿命を全うできるまで一緒に穏やかに、幸せに暮らせたらなあと思っています。コロナで大変ですが落ち込みすぎず今ある幸せを大切にしていきたいですね!

    1. yai より:

      ウノるーママさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、一日一日がかけがえのない日々ですよね。
      たとえ歩けなくても一緒にいれさえすればそれだけで幸せなことなんですよね。
      可能な限り一緒に過ごしてあげてくださいね。
      でも頑張りすぎないでくださいね。
      いつでも応援しています!

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