共喰いそして海月姫~菅田将暉を堪能
9月のシルバーウィークに暇を持て余していたころ、民王で見た菅田将暉君の演技が素晴らしくて彼のことがすっかり気に入ってしまいました。
auCMの鬼ちゃんだなんて、なんて役幅の広い人なんだろう
てことで、彼の出た作品の中で話題になってたやつを借りてみることにした。
ただそれだと内容がアレなので気分がめいってしまうといけないので一緒に海月姫を借りることにしました。
💡この記事は菅田将暉君にハマる前に書いたものなので作品2つを1つの記事に書いてますがそろそろ分けようかなと思っとります…共喰いの原作も読んでみたいしね。
共喰い
まずこの中の菅田君は若い。いや今も若いけど。
幼いといった方がいいか。
日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのがこの作品で、民王見た後で見てみても彼はホントすごいと思う。
しかも遠馬役をオーディションで勝ちとったっていうからもう彼のための役なんじゃないの。
主要な登場人物が異様に少なく話は淡々と進むのでさらっとあっさり見れちゃいました。
思ったほど欝々とはしなかったかな。
ってか、映像化にするのにソフトにしちゃったかな。
そんなひどい人(最後●●されちゃう)には思えなかったんだけど。
世の中にはもっともっとひどい人がいるよね。
ま、息子の彼女をアレしちゃうのはまずいけど。プレーの一環だと思えば…て当事者じゃないから言えるのかも。
渡辺淳一の愛ルケ思い出しちゃった💦
田中裕子さんは芦田愛菜ちゃんのマザーでも同じような役どころだったのが笑える。
共喰いの原作を読んで
ずっと放置しておりましたがようやく共喰いの原作小説を読んだので更新します。
意外と短編だったので本が手に入るや否やすぐに読めちゃいました。
なんていうかまあ、映画の通りだなと。
まったくほぼ同じ。
こんなに原作通りの映画だったなんて思わなかった。
父親の性癖も全然ソフトにされてるわけじゃなくてまんまだった。
いわゆる普通のDVってわけではないんです。
行為に及ぶときだけ。
幸いこういう人に出会ったことはなかったので実際のところは解り得ないんだけど、それ以外の時は優しかったりするのかな?
なので仁子さんにそこまでされる理由がやっぱり理解できない。
曲がりなりにも空襲で失ってしまった自分の手がないことを差別しなかった男じゃないのか。
そしてその遺伝子がどう受け継がれていくっていうのかも私にはわからないんだけどそれを見て育ったから?
といってもそもそもその行為をずっと見てるわけじゃないし、その後の結果を見てるだけだろうし。
なぜ自分もそうなるって思うんだろうか。
なぜその血を受け継ぐ子どもがそうなるって決めつけて生まない選択をするんだろうか。
だけど遠馬はウナギ釣りがきっかけでどうしようもない衝動にかられてしまう。
はっきりと場所がどこだかとは描かれていないんだけど方言が独特で昭和63年といえど下水道が整備されていない川べりに住む家族ってことで閉鎖的な環境を表してるのかな。
昭和63年で17歳ってことで同世代なんだけど、いくら娯楽がないからといっても他にやる事ないんかい。
なんか暗いわ~~。
どうせそればっかりやるならもっと楽しめばいいのに。
なんで変な方向へ行く?自己暗示?
そして理由はどうあれ最後に最も恐ろしいことをしでかした仁子さんが一番コワいのです。
ってことが言いたかったのか。この作者は?
琴子さんのように逃げれる人が賢いんだと思うけど、そうできない人もいるんだってことで。
遠馬と千種も卒業して出て行けるようになるといいんだけど。
映画のクライマックスでは仁子さんの魚屋を千種の方が継いでましたね。
ここで生きていくっていう意思の表れだったのかな。
仁子、琴子、千種、アパートの女。
4人4様の覚悟。決断。女はやっぱり強い。
底のみにて輝く、ディストラクションベイビーズ、こういうお話を観たり読んだりするにつけ、いかに自分は幸せな環境で生きてきたのかと思い知らされます。
結果的に家から出ていくことにはなったんだけど。
それでも帰れる家があるってすごく幸せなことなんだね。
まあうちだってそれほどいい環境ではなかったけど、それでもこういう閉鎖的なことはなかったし、どういうわけでそう至ったかはわからないけど自分は周りに何を言われてても割と平気な方で。
まあ親は苦労しただろうけども。
といっても親もわりと楽天的な方だとは思う。
そんな家庭環境があったから今があるのかな。
なんてこと考えるとやっぱり育った家庭環境ってやっぱり自己形成に多大な影響与えてたりするのか。
遺伝レベルで考えるとそこまで親の性格とか引き継いでないとは思うんだけど。
というより反面教師?的な。
こんな風になったらどうしようって思ったことはないのでやっぱり自分は幸せなんだな。
菅田くんの演技力
そして映画の菅田くんですが。
演技力うんぬんはわからないけど、すっかり入り込んで見てしまったという点では凄いのかも。
苦労したという方言もさながら、1Pシーンも臆することなく挑んだ感が素晴らしい。
思ってたよりは鬱として引きずったりはしなかったと思うけど女としてはやっぱり見ててそんなにいいものでもないのであまりお勧めはしませんが淡々としてて映像としてはなんかしっかり仕上がってて凄いなと思うので機会があれば観てくださいと言っておこう。
番宣でマツコとだったかな。この映画の事語ってる菅田くんがものすごくクールな感じに笑顔でさらっとしてたのが印象に残ってて、方言以外はあまり苦労しなかったのかなと恐ろしくなりました。
そしてこちらではまた打って変わって全然違う役どころ。
女装もステキ♥
海月姫
こちらの菅田君は女装が趣味の女装男子を演じてます。
幼いとき別れてしまった母との関連からファッションの世界で生きるたいと思っている蔵之介役。
ひょんなことから主人公の月海を助け天水館に出入りするようになり、その天水館が立ち退きの危機に瀕して救うべくファッションショーを提案しその世界へ月海をのめりこませていくっていうお話。
ちなみに天水館は男子禁制のため月海以外の住人であるオタク集団尼~ずは「蔵子」として女子だと思い込んでいる。
月海とのLoveへの発展も映画の方が分かりやすい感じで垣間見えるんですが、コミック的には前半の盛り上がり部分で映画はおしまい。
続編があるといいなぁ。
普通に超カワイイんだけど((( ;゚Д゚)))
役作りのため10㎏体重落としたそうな。
役に入ってるときはエステ行ったり、男性スタッフさんといちゃいちゃして女子になりきってたらしい。
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