最近では結婚する、しないにかかわらず、マイホームを手に入れる若い人たちが多くなっているとか。
もっとも、資金に余裕がある人たちはよいのでしょうが、買えるかどうか少し不安だという人もけっこう多いのではないでしょうか。
ここでよ~~~く考えてみてください。
・賃貸は損なのか?(賃貸でも十分メリットがある)
・マンションか一戸建てか(業者選びは慎重に)
・他に入用の(例えば教育資金など)資金がないか(重なるとけっこうつらいものがある。)
などなど・・・
だんだん見えてきましたか・・・?
それでは最近の住宅ローン事情などを見て行きましょう。
住宅ローンの種類
住宅ローンといえば、審査もわりとゆるくておすすめなのがなんと言っても住宅金融公庫です。
現在の金利は最初の10年が2.9%、11年目以降が3.35%(2004年?10月30日現在)と上がる上がるといわれていながら(実際に不動産屋さんに上がるから今買わないと損ですよとどれだけ言われたことか!!)それほど上がってないではありませんか!
公的融資で言えば他に年金住宅融資・財形住宅融資があります。
しかしこちらのほうは、加入していないともちろん受けられません。
が、加入している人たちにとっては利用しない手はありません。
というのも、借入れ金利が固定金利でわりと低いからです!
そして、いろいろ制約はありますが、公庫と併用することもできるのです。
サラリーマンの方なら財形貯蓄、是非されてください!
借入額にもよりますが、基本的には加入歴が1年以上で残高が50万円以上あれば利用できますから。
公庫については不動産やさんも必ずすすめてきますが、これらの2つについては教えてくれません。
なので、けっこう見落とされがちなのです。
利用できる人はされないと損ですよ~~!
そして、最近でてきたのが、新型住宅ローン。
住宅金融公庫が民間の銀行さんと手を組んで行うものです。
これによって銀行ではなかなか難しかった、長期の固定金利が可能になりました。
ただし、こちらを選択すると財形・年金との併用はできなくなるらしい。
あとは民間の銀行さんがされている住宅ローンです。
今けっこう競争が激しいので、金利が低いところは低いです。
いろいろ調べてみるといいかもしれません。
5年固定の1%台なんていう銀行さんもちらほら。
返済方法は?
住宅ローンの返済方法には主に2つあります。
この2つです。
お得な方でいえば、上の元金均等の方が総返済額が少なくてすみます。
が、当初の返済額が多くなり、借りられる額も下に比べて少なくなるようです。
通常、不動産屋さんがすすめてくるのは下の元利均等返済の方です。
こちらはず~~~っと支払額が同じです。
さて、あなたはどちらを選びますか??
ローンは見直そう!
一般的にローンを組むと、途中で繰り上げ返済してもたいして額が減ってないなんてこともあります。
が、住宅ローンは違います!
というのも支払総額が大きいので利息もそれだけ多くなるのですから。
というわけで、住宅ローンを組んだ方は資金がたまればどんどん繰り上げ返済しましょう!
ポイントは期間短縮形の場合は早ければ早い方がそれだけ支払う利息が減らせるということ。
公庫なら10年以内を目標に!
そして、繰上げ返済もただというわけにはいかず、手数料がかかってくるので短期間に何度も行うよりはまとまった額を一気に!がよいと思います。
とはいえ、くれぐれもあせって無理は禁物です。
繰り上げ返済するのは余裕資金で行うのがいいと思います。
繰り上げ返済した為に、いざというときのお金がなく新たにローンを組むなんていうのは本末転倒ですから。
また、ローンは借り換えが可能なのです。
高い固定金利で借りてしまった!
なんて方にはピッタリです。
ただし、変動金利から固定金利への借り換えや、民間のローンから公的ローンへの変更はできないのでお気をつけて。
借り換えの効果があるのは金利が1%以上低下したときや借入残高が500万以上ある。返済期間が10年以上残っているという3点が目安です。
諸費用がかかることもお忘れなく。
十分資金計画を立てよう!
今時、頭金0円からOKなどという不動産のチラシを見かけることも多くなりました。
でもそんなにまでしてマイホーム、欲しいですか??
住宅の購入には、他に諸費用が安くても200万(購入価格の10%程度)ほどかかってきます。
それに、家を手に入れた後は新しい家具やカーテンなども欲しくなってくるものです。
少なくとも頭金、物件価格の2割程度は用意しておく方が無難です。
また、ローンを組む際には団体信用保険に加入することが基本ですが、ローンが始まるまでのつなぎ団信も加入すると良いと思います。