貿易事務って何?って思われる方もいらっしゃるかと思います。
主に輸出入の手続き関連の書類作成が仕事です。
お役立ち度 | 特殊な仕事です。専門性が高い分就職には有利。 | |
習得度 | 形式を覚えれば簡単にできるが、書類は英語なので英語能力がある程度必要。 |
私が受験したのとは違いますが貿易実務検定というのもあるようです。
どうやって選んだのか
経理のところで述べたとおり、少人数の会社で勤めていたのであらゆる仕事をしないといけませんでした。
中でも大変だったのが輸出業務。
引継ぎでいろいろ教えてもらったり、専門業者に手伝ってもらったりしながら実務を覚えましたが、途中で学校にも行かせてもらいました。
が、実は貿易実務の学校ってあまりないんです。
通関士とかならけっこうあったんですけど。そこまでははっきりいっていらなかったんで。
見つけたのは、新聞でした。とっていたのは朝日でしたが、求人のページが載ってるあたりに、学校案内も出てたりします。そこで偶然見つけました。
受講者数、わずか3人。途中でひとり合格していったのでそこから2人になりました。
暗い教室のさみしい~~ところでした。
どんな内容か
貿易書類はタイプライターで作成するのがならわしでした。打ち込むのは英語です。
(実際は時代の流れかパソコンで作成できた)
で、まずタイプの試験に合格しないといけなかったんです。
だからはじめの授業はタイプの使い方でした。
これはけっこう楽しかったです。
そのあと、貿易書類の勉強をしていきました。
歴史ある?知る人ぞ知る仕事なんで、先生がおじいちゃんなんです。
私のほかにもう一人いたんですが、いっつもその生徒さんの名前を間違えてました。
私の方はすでに実務経験があったのである程度理解できていたし、就職先を考えなくてよかったのであまり攻撃されなかったようです。
その人は、いつも就職どうするのとか、いろいろつっこまれていました。
まあ要するに、きびしくもなく、楽しいってこともなく、そのおじいちゃん先生とのコミュニケーションみたいな学校でした。
事務の人もおばちゃん一人で、小さい教室だったのでお茶を出してくれたりお菓子を出してくれたり、気を使ってくれました。
試験について
試験は一応あったんですが、私が受けたのはその学校独自の試験だったと思います。
その場で受験したし、その場で採点して合否判定された記憶があります。
写真を用意してくださいといわれて、出来上がったものを見るとその学院で作成されたらしき、合格証でした。
大手企業では通用しなさそう・・?
その試験内容ですが、まずタイプの試験は30分以内で1000文字だったかな?打ち込んでいきます。
そのうちたしか80%以上正確にタイプできていれば合格だったような・・・。
試験日はいつでもやってもらえるという、なんていいかげんなうれしいシステムでした。
不合格ならまたすぐ受けられるんです。
本番に弱い私は緊張しましたが、なんとかすれすれ合格できました。
貿易事務のほうの試験は穴埋め問題と書類作成の基礎問題だったと記憶してます。
しっかり授業を聞いていればできる問題だったと思います。
まとめ
貿易事務ができると派遣では時給も高いし、けっこう募集もあるのでかなり有利です。
仕事内容も簡単なものから英語バリバリの(電話応対までしないといけない。もちろん英語で。)高度なものまで幅があります。
私がやっていたのはもちろん簡単な書類作成のみ、しかも輸出だけだったのですが、その会社を辞めたあとはその資格を使った仕事はしてません。
なぜかっていうと、けっこう大変なんです。
相手は英語だし、書類の提出期限はあるし、通関会社からツッコミが入るし(英語の訳し方によって輸出できないものがあったので)、ひとつが終わったそばから次の書類が待っていたしで残業残業の連続でした。
まあこんな会社ばかりではないと思いますが、それでもやってみたい!私には向いてそう!って思った方はどうぞやってみてください。
残業してまでやっていたとはいえ、はまるとけっこう楽しいですよ。
1999. 受講
2004.8.28 記